お弁当・おそうざい&パン・焼き菓子
備前市日生の手作りお弁当屋さん
アイウエオ
カキクケコ

お弁当作りへの想い

手作りのご飯ってなんだろう・・・

今や業務用のスーパーに行けばちょっとした居酒屋も弁当屋も気軽にできるくらい食材がそろっています。お値段も手ごろで、揚げるだけ・・・焼くだけ・・・野菜も冷凍で品ぞろえも。でも・・・裏の表示見たことありますか?ほとんどが外国産で、しかも保存料や着色料が入っているものも・・・

料理の世界に足を踏み入れた昭和の終り、私は姫路のbistroで修業中でした。
その時のチーフの考え方が好きで下っ端の私たちは切磋琢磨しあい、チーフのサブに早くつけるよう朝の仕入れ、仕込み、そして接客マナー、お客様と話をするチーフの言葉のやり取り、チーフのような料理人になりたい・・・と
そして、まかないを任せられた時のうれしさ。ランチのプレゼンをして月替わりランチに採用された時の喜び。あの店、時間が私を一人前の料理人の底辺を作ってくれました。

食事は生きていくために絶対必要。生きるという事は食べるという事。体が喜ぶものを丁寧に作っていく。

それが時代に合わない・・・ファストフード?インスタ映え?私の料理にはそんなものはありません。手間をかけ海老1尾から全部手作業で皮をむき背ワタを取り切れ目を入れて伸ばし塩をし保存する。
鶏肉は必ず国産(県内産)のチルド商品(1度も冷凍されたないもの)を使用し毎日包丁を研ぎカットしていく。漬け込みのタレもフレッシュな生姜を使い、老舗の醤油屋のにんにく醤油を使い鶏肉を真空状態で漬け込む。
ささみはすべてが同じものになるように、グラムを揃え形成。自家製の梅干しをぬり大葉を挟んで真空で保存。
どれも下処理(調理)が8割、仕上げが2割・・・プラスアルファは会話とコミュニケーション。
私の作るお弁当は毎日家族に食べてもらう材料と全く同じ。魚屋に行き魚を買い、野菜は市場から直接仕入れ、旬のものは契約農家の方から買い、肉は町のお肉屋さんから仕入れます。大事なお米は岡山産「きぬむすめ」つややかな味のあるご飯となります。

母親になって、私の作ったご飯で家族が育つ。その言葉をいつも思いながら料理をしていくと楽しくて仕方がありませんでした。家族の喜ぶ顔が見たくてなんでも作りました。
我ながらそこまで・・・と思ったのがケチャップとソースとマヨネーズでした。マイルドに作れました。野菜もいっぱい取れます。でも毎回こんなことはできないと・・・あきらめました・・・

身体に良い食事をしてもらいたい。料理界の中でも低い位置付けにある弁当屋。
たかが・・・と思われがちですが、今あなたが食べている弁当は食事ですか?それとも
食糧ですか? 私はほんの1食のお弁当でも「食事」をしていただきたいのです。

私はすべての食材を吟味しお客様の笑顔を想い作らせていただきます。

ひなせキッチン 代表
安良田 有香
愛知県佐藤様